鴨川ホルモー

鴨川ホルモー」の試写会に行って参りました。マキメ学の同名の小説の映画化作品。結構楽しめまんた。
栗山千明がもさっとした髪型にでっかい黒ぶちメガネをかけた無愛想なヒロインを演じていて、お約束通り「地味で冴えない風貌の女の子がメガネをとったら美人に変身」するんだけども、しかし最初からそんなに冴えなくないというかいくらもっさりメガネでも栗山千明であるということを我々観客は最初から知っているわけだしやはりこのお約束な演出はマンガや小説でこそ効果を十二分に発揮できるのであって実写でやるのは難しいというか無理があるように感じた。そして個人的には変身後のシャレオツな栗山千明よりももさっとした髪型ででっかい黒ぶちメガネをかけた栗山千秋のほうが好きでこの趣味は多分にマニアック。
ところで世の男性方が抱く「地味なあのコもひょっとしてメガネを外したら美人なんじゃなかろうか」或いは「メガネを外せばもっと可愛くなるんじゃないか」という幻想をラカン精神分析の用語で<メガネファンタスマ>と言います。嘘です。でも使っていいよ。
鴨川ホルモーの公式HP:http://www.horumo.jp/