2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

RIP,Salinger

サリンジャーが亡くなったようです。 BBC News - JD Salinger, author of Catcher In The Rye, dies at 91 J.D. Salinger, 91; 'Catcher in the Rye' author became famous recluse ご冥福を。そして天国のサリンジャーに心からの感謝を捧げたい。 ふたつめ…

SOUR "日々の音色"

文化庁メディア芸術祭エンタメ部門、大賞受賞作品だとか。 twitterで「時かけ」「サマーウォーズ」の監督である細田守さんが「すごい」と紹介していて、どうせたいしたことないんだろ*1とタカを括って観たのに、かなり感動して不覚なことに泣きそうになって…

排除すること、棄て去ること

「内包社会から排除社会へ」。フーコーの「死の中に廃棄する」という言葉を思い出す。あるいは「自己責任」という言葉。 ジグムント・バウマンは次のように自問する。シングル・マザーとアルコール中毒者、あるいは不法移民と学校中退者といったような、はな…

やったった

今日は目黒のマックへ行って卒論執筆。実はここ一週間ほど逃げたり遊んだりで全く進んでいなかったのだが、今日やっと進行。それで事後的に気づいたのだが、今日書いたところが一番のヤマ場であり難所なのだった。だから書けなかったのだ。自分が腐れただだ…

駄目やった

家では卒論に集中ができないという厳然たる事実にようやく向き合い、どっか外のPCの電源があるところで書こうと思い立ち都立中央図書館へ。しかしあえなく休館日*1。電源がありかつ喫煙可なカフェを求めて放浪。世の中には便利なサービスがあるもので、yahoo…

What's the harm?

ジェンダー系の授業で、ゲスト・スピーカーとして来てくださったゲイのアメリカ人Douglasさんのお話を聴く。 Mr.Douglasは米のIT系企業の六本木にある日本支社で働いている。生まれはBostonで、4年ほど日本で働いており、日本人の男性ともう19年間も良好…

円城塔「後藤さんのこと」

表題作「後藤さんのこと」をはじめ、「ガベージコレクション」や「墓標天球」など6編からなる短編集。 卒論の息抜きに、と買ったのだが、「息抜き」に円城塔を読もうというのはあまり理性的な判断だとは言えないということに読み出してから気づいた。読みに…

規律訓練から自己啓発へ

監禁の環境は危機にある、とドゥルーズは書いた。規律訓練の弱体化。 しかし規律訓練されることはさまざまな水準のさまざまな意味で必要である。 誰も規律訓練してくれないのならば、自分でするしかない⇒一億総自己啓発化。 監視者の視線を呼び出し、規律、…

私たちはいつも締め切りに追われているブルー

[論文]松尾豊「なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか」 [SUMMARY] 研究者はいつも締め切りに追われている。余裕をもって早くやらないといけないのは分かっている。毎回反省するのに、今回もまた締め切りぎりぎりになる。 なぜできないのだろうか?我々…

謹賀新年

遅くなりましたがあけましておめでとうございます。 インフルエンザにかかったりしていましたがなんとか元気です。 インフルエンザのため初詣にも親戚参りにも行けず、またそれ以外にも卒論を書くために家にこもっているので特に書くことがありません。短歌…