不調

今日はなんでだか非常に調子が悪い。レポートを書かなければならなかったのだけど頭が全然働かなくて、ものすごく出来の悪いものになってしまった。こういうこともあるから提出期限ギリギリにレポートを書くのはよくないのだ。
2日前くらいから岩井克人貨幣論』を読んでいるのだけど、そんなんだから今日は断念。代わりに古本屋で購入した小説を読んでいた。筒井康隆文学部唯野教授』と芥川龍之介蜘蛛の糸杜子春』。
『文学部〜』は「大学」と「文学」の舞台裏をパロディー的に描いたメタフィクション小説になっていて、随所に黒い笑いが盛り込まれていて面白く読めた。さらにこの小説では現代の様々な批評理論の簡単な解説みたいなことが行われているのだけど、残念ながらそっちはちょっと頭に入らず。
芥川の方は彼の少年文学を集めた短編集。なのでさらっと読めるのだけど、そこは芥川、どの短編も中々に深い、のだけれど、そこらへんもあんまり頭が働かなくて全然読めてない……。うーん。今日はなんというかダメダメだったなあ。今書いてるこの日記もうまくいってないというかなんというか。とにかく思考がどんよりと霧がかかったようになっていてなんにも考えられない。明日には治ってないと困るのだけれど。

文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)

文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)