はいあらーきー

なんだか国会がにわかに騒がしくなっていますね。それにしてもすごいタイミングだなぁと思います。政界というのは怖いところですね。ぶるぶる。
政治家の方々というのは多かれ少なかれ皆さんダーティなことに関わっているのではないか、というのが世間一般のひとびとがなんとなく思っていることだと思うのですがどうでしょうか。それは何も現代だけではなくて、政治を職業にするひとが出現してからずっとそうだったのではないでしょうか。
アダム・スミスは『道徳感情論』の中で次のようなことを言っています

実際、多くの政府において、最高の地位への志願者たちは法律を超える。そして、もし彼らが自分たちの野心の目的を達成できるならば、それらを獲得した手段について、彼らは説明を求められる恐れはないのだ。

ここでスミスが言っているのは、「権力を欲するものはしばしば手段を選ばない。なぜなら、いったん権力を手にしちゃえばどうとでもなるから」ということです。ならば汚職がバレるようなひとは、力が足りなかった、ということになります。力があればバレない、ただそれだけのことです。
まあダーティなことはもちろんよくないと思いますが、ではまったくイノセントなままで有効な権力を手に入れることができるのかというと、それもやはり難しいように思います。誰もがダーティなことをせざるを得ないという政界のシステムのほうにも問題はあって、そこをどうにか変えられないのかなあ、と思います。道徳感情論〈上〉 (岩波文庫)
や、でも、ちゃんとクリーンにやっているひともいるのかもしれないですが。しかしそういうひとは政界権力構造の上のほうにはいけなそう。もし完全にイノセントなまま上り詰めてる方がこれを読んでいらしたらすみません。僕の勝手なイメージに基づく偏見語りですので気にしないでください。あなたは偉い。