傾向・相談・ブリコラージュ

中高の友人の中で今年就活をやっているひとがすごく少ないのですがこれはいったいどういうことでしょうか。うちの高校は300人中150人は浪人するのでまずそれで半分、理系は院に行くとしてそれでまた半分で4分の1になりますがしかし明らかにもっと少ない。なぜかということを考えるとなんだかみんな留年しているから。感覚的には大学生になった者のうち2人に1人くらいは留年している、またはこれから留年することが確定しているような気がする*1。さらには単位が取れなすぎて大学をやめるとかそういう不穏なことを言い出すやつもいる。3年間で取れた単位が偶数で素数とかいったい何が起きたらそういうことになるのか。友人たちはみんな単位を取るのがとても苦手なようだ。かくいう僕も割と苦手で去年とかちょっと留年ピンチだった。これはどうもA学園卒生の特性という気がする。高校卒業後の大学単位取得状況の追跡調査とかしてみたら驚愕の結果が出ると思うんだがどうだろうか。誰かやってくれないだろうか。学校側は絶対協力してくれないだろうから難しいだろうけど。

そんな数少ない就活をやっている友人のひとりから電話がかかってきて相談を受けました。僕は相談を受けると嬉しい派閥の人間なのですがなぜかあんまり相談を受けません。恐らく信頼されない派閥の人間なのでしょう。残念なことです。ということで僕のためにもみんなもっと僕に相談を持ち込もう!割と親身に対応します。
ところで、ある種の相談事では、相談をしてくる時点で既に相談者の気持ちはある程度固まっています。「〜〜しようかどうか悩んでいるんだけどどうしよう……」というものです。この場合、その相談者は間違いなく「〜〜したい」と思っている。しかし、なんとなくその決断に不安がある……。だから相談者が被相談者に求めているのは、「自分が思ってもみなかったような、〜〜した方がいい理由」です。このような場合に限らず、相談一般に求められているのはソリューションというよりもエンカレッジメントです。このことを念頭においておくと相談を受けたときに感謝されるような対応ができるでしょう。
というようなことはしかし僕が実際に相談に応えている時には全く頭から抜け落ちています。僕は自分が喋っていることを制御できない派閥の人間なので、よく言えば建前を使わずに本音で、悪く言えば何も考えずに喋っています。そんな僕の被相談の手並みというのはどうなんでしょうか?結構ディスカレッジングなことを言ってしまってる気がします。うーむ。そしてこういうことを書くとますます信頼されない派閥の人間になっていくのではないだろうか……というメタ認知

何になりたいかって言ったらそれはやっぱりブリコルールになりたいなあ。

*1:即ちA高校卒業後4年で大学を卒業するのは8分の1くらいなのではないか、という話