このねこばなし

good!アフタヌーン」で連載されている「このねこばなし(原作:平田清 漫画:篠崎司)」が面白いです、という話。

期待の新人コンビで贈る、ちょっと不思議な少女・このねの物語。彼女の特技は、「野良猫たちの会話を物語に仕立てる」こと。優しい姉とおっちょこちょいの父と一緒に描かれるファミリータイズな物語です。 (講談社コミックプラス 作品紹介より)

ということで家族コメディーな作品で、とぼけた感じで笑いを誘うほのぼのなお話もいいのですが、とにかく絵がいいです。ちょっと古いような感じするけれど、しかし計算されていて画面が読みやすいし、暖かみを感じる絵柄です。ジブリっぽいというかナウシカっぽいと言えばナウシカっぽい気がする。そして構図が非常にうまい。絵的には最近では一番好きなマンガです。
このマンガを最初に読んだときに「なんか見たことある絵だな」と思ったのですが、篠崎司は2005年冬の四季賞で、「女王の傷」で審査員特別賞を受賞しているそうなので、その時読んだのでしょう。「女王の傷」という言語になんとなく覚えがあるし。ちらっと読んだだけのマンガの絵を4年も覚えているのだから、当時も結構気に入っていたのだろうと思います。
good!アフタヌーンを読んでいる方はあまりいないかも知れませんが、「このねこばなし」だけでも読んでみてください。きっと気に入りますよ。
あともちろん沙村広明ハルシオン・ランチ」もね。