wonder

「我々が言葉を話すのではない。言葉が我々を話すのだ。」
これを言ったのは誰だったか忘れてしまったけれど、なかなかに真理だ。
ならばこうも言えるだろう。
「我々が秩序を生きるのではない。秩序が我々を生きるのだ。」
しかし詩は言葉を攪乱する。言葉を壊し、ズラし、出会わせる。そこには驚異wonderがある。
だから詩人というのは、言葉の攪乱装置であって秩序を狂走させる回路なのだった。