貫通

COPPERS [カッパーズ](2) (モーニング KC)
オノ・ナツメ『COPPERS』の2巻を生協で購入して読みました。オノ・ナツメはいまだに面白いのかどうかよくわからない。間違いなくウェルメイドなんだけどもなんだか内容スカスカなような気もするなあ。うーむ。
そして放課後に吉祥寺はバウスシアターにて「エヴァ:破」を観る。いやはや実に面白かったです。なんとなく観に行くのがしゃくな気がしていたのだが観てよかった。これはゼロ年代批評系のひとは絶対見たほうがいいですよ、などと言われなくてもまあ観に行くでしょうが。まさしくループ系ですので、こんなのありきたりだ、もう時代遅れだ、という批判は出るかも。しかし個人的には、庵野秀明は責任を取ろうとしているのではないかという感じがしました。エヴァエヴァ・ファンに対しての責任です。
まあでもそんな思想的なことは結構どうでもよくて、まずひとつのエンタテイメントとして非常によくできているし、映像がすごい。ポニョのときも思いましたが、アニメというのは「絵が動いている」というところに本質があるし、そこには常に感動があるべき。その点をちゃんと抑えているのが「破」のエラさであり庵野だかGAINAXだかのエラさなのでしょう。
新劇場版シリーズ次回作も、スタッフロール後の次回予告を見た限りではとても期待できそうです。僕はとくにエヴァのファンではないけれど、それでも次回作は待ち遠しいです。