うだる

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で
水村女史の『日本語が亡びるとき』を古本屋で発見したのでいまさら購入してしまいました。グローバル化は地獄だぜフゥハハー。
同時にチェーホフ桜の園』と『カフカ寓話集』(どちらも岩波文庫)を購入。
カフカ寓話集は唖然とするほど短くてしかも「カフカらしい」話がいくつかあって大変面白く読めて買ってよかった。400字くらいしかなくて「掟の門」のさらに半分くらいの分量でありながらどことなく考えさせられるという不思議な印象。
桜の園」は未読。そういえばチェーホフの「桜の園」を読んでいないのに吉田秋生の「桜の園」を読んでしまったのはやはりよくなかった気がします。ていうかチェーホフぜんぜん読んでないのはよくないなあ。人生を損していると言っても過言ではなかろうよ。しかしチェーホフはなんとなく「外国への旅行に持っていって旅先で読む本」な気がして、そのときのために温存しているのです。夏にヨーロッパ旅行に行くのでそのときに読もう。満を持して読むのだ。
桜の園 (岩波文庫)
カフカ寓話集 (岩波文庫)