竹内洋『社会学の名著30』

社会学の名著30 (ちくま新書)
社会学」の名著を30冊選び出し、内容をごく簡単に解説しながら紹介。解説は全くの社会学素人にもわかりやすいように書いてあるので読みやすいし、セレクトされた30冊も、パーソンズやデュルケム、ギデンズなどスタンダードな社会学の本から、ボードリヤールフーコーなどちょっとハズしたものまで入っていたりして面白い。社会学に興味のある方はもちろん、むしろ全然興味ないって人にこそオススメ。それにしても社会学って雑食の学問だなあ、ということを改めて感じた。
僕は一応社会学部生なのだけれど社会学をかなりサボっているので(変にマニアックなものは読んでいたりするのだけど)、残念ながら読んでない本の方が多かった。これではちょっとまずい、という気もしているし、今回この本で紹介されていた中に面白そうなものがいくつもあったので、ちょっとずつ読んでいこうと思う。地道に。とりあえずブルデューディスタンクシオン』と、ベックの『危険社会』は読みたいなと。あとボードリヤールも読まなければ……。時間がもっとたくさん欲しいなあ。
ディスタンクシオン <1> -社会的判断力批判 ブルデューライブラリー
危険社会―新しい近代への道 (叢書・ウニベルシタス)