あるいは、ということばが好きです 「わたくし、あるいは、せかい」の短絡。

体調悪化

風邪が昨日より確実に悪化。とにかく鼻がつまりまくっていて息が苦しく、頭もぼんやりします。若干おかしくもなっていて飼っているネズミに話しかけたりしている。薬を飲み、ビタミンレモンをせっせと摂取して養生しているけれど、時間がたつごとにだんだん…

想像力

講談社から来春に“想像系”の新雑誌が出るということで大いに期待 トップページ - |ITAN|講談社コミックプラス ところでここ一年くらいで“想像力”というワードを目にする機会が急に増えたような 村上春樹のエルサレムスピーチのテーマも想像力 宇野常寛の『…

しわす

どうやら風邪をひきましてん鼻水が止まりませぬ じゅるじゅるいいながら『1984年』を読んでいる あるいはフーコー『安全・領土・人口』を あるいはウェーバー『プロ倫』を ところで今月のユリイカはタランティーノ特集ですぜ 蓮見先生も書いているしついでに…

ニュー・スピーク

英語がこんなにわからないのは初めてです なぜ聞き取りづらいのかがわかる方いらっしゃったらご教授ください

人間と時間

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版 生−政治が派手に失敗している。統治の失敗。 なぜ失敗したのか? 人間には限定的合理性しかないから?統治の計算の射程が短すぎたから? 僕はそうではないと思う。個人の時間と国家の時間がずれていること…

森鴎外「舞姫」

舞姫は中学だか高校だかの時に現国の教科書で読んでなんだこりゃと思い現国教師にこの小説は嫌いですということを言ったら、そうかわかんないかぁと残念そうに言われてそのことがなんだかずっと心に引っかかっていて、いつか「わかる」ようになりたいなんて…

Q・タランティーノ「イングロリアス・バスターズ」

bravo!!な出来。まさしくタランティーノらしい映画だった。彼の作品は、映画を鑑賞するということの中にあるインタラクティヴな部分を挑発し、また、それ(インタラクティヴな反応、関係)自体を映画の構成要素としてしまう。観客の(タランティーノ映画を含…

最高にハイッッッ!!な文体を目指して修行

ワールドビジネスサテライト視てたら納税者番号制度についてやってて「納税者番号制度ってこんなに便利なんですよお、ていうか反対してるやつはひょっとして阿呆なんじゃないですか?( ^ω^)」みたいなことをおっさんが言ってて「ですよねー( ^ω^)」みた…

「自由である」を考える+宮台先生を応援

卒論の2度目の中間発表に向けての作業中。前回から問題意識をかなり変えている(というか前回は問題意識がはっきりしていなかった)ので、ほとんど完全に書き直し。『波状言論S改』の東×大澤対談「ふたたび、自由を考える」で提起されている、「環境管理型…

川上未映子『世界クッキー』サイン会

エッセイ集『世界クッキー』発売記念サイン会@有燐堂が近すぎなので行かないのは勿体無いということでGO。went。 整理券は電話予約+店舗購入者先着順で150人までに配布。僕は予約したのですが、今日行ったら整理券はまだ若干余っていた。うーむ、と思いつ…

統治性は何を計算するか

貧困=努力不足、自己責任という言説、そこにはたとえ努力不足、能力不足でも、そこそこに暮らせるように社会を設計する、という発想が欠けている。そもそも本当に努力が足りていないのが貧困の原因なのか?わからない。しかし努力は足りていないはずである…

慶應のミスコンってすごーい

今日は卒論の方向性について考えていました。 「管理の技術と自由の場所」にしようかなと。ドゥルーズの「管理社会について」とフーコーの生政治についての議論、それと東×大澤の『自由について考える』、浅田の『構造と力』をちょっと使うかも。それと管理…

横書きで読む詩

先週ぐらいに古書店で岩波文庫の『アメリカ名詩選』を買って、それからずっとバッグの中に携帯してちょいちょい読んでいるのですが、ようやくちょっとずつよさがわかってきました。といっても僕は詩学を全然学んでおらず、韻律やらの規則も全く知らないので…

再帰的近代と自傷

現代若者論という授業の一環でジュニアフェローの方による講義を受けました。タイトルは「自傷行為体験者の語りから探る現代日本社会の生き辛さ」。フェローの方は、リストカットを関心の中心において研究してきた方だそうです。 リストカットをはじめとする…

魂の午前3時

不規則な生活を送っているせいでこんな時間になっても眠れません。こういう時間にひとりで起きて考え事をしているとろくなことにならないので、つらつらと書き物などをばせむ。 自意識 2ちゃんやらブログやらで人を罵倒したり貶めたりしているひとの自意識…

メシ喰わん

1980年代にあまり活躍しなかったパンクバンド「INU」の「メシ喰うな!」という唯一のアルバムに入っている曲すべての作詞を担当しているのは町田町蔵(現・町田康)なのだがその歌詞がいかに素晴らしいかすげえかということを最近書こうとしているのだけれど…

ジル・ドゥルーズ「管理社会について」

『記号と事件』に収められているドゥルーズの「追伸―管理社会について」を読んで考えよう!という楽しいレジュメ。 ◇追伸―管理社会について ○「管理社会」 controlled societyとは? p.349 フーコー/ドゥルーズの権力の様態の3分類 1.君主型:〜中世に発達…

幸福・刺激・新世界

目黒の「蒙古タンメン中本」にて辛いタンメンを食べました。おいしい。しかし辛い。僕が食べたタンメンは10段階で5の辛さだったのですが、9の辛さのタンメンを食べていたバイト先の先輩T氏は滝のように汗を流しながら食べていました。僕もちょっとだけ…

発言小町に見る好意的差別の自明視

物語的現実認識の例を探そうと思って発言小町を見ていたのですが 自分から誘った初デート、割勘はおかしいですか? : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : 読売新聞 こんなものを見つけてしまいました。 トピ主自身もいってますが、男女平等とか2歳年上だとか 収…

今週の「朝生」雑感

今週の朝まで生テレビは面白かったよ、と言う話 パネリスト: 赤木智弘(フリーライター、34) 東浩紀(東京工大特任教授、批評家、38) 雨宮処凛(作家、反貧困ネットワーク副代表、34) 小黒一正(世界平和研究所研究員、経済産業研究所コンサルティ…

自己への物語論的接近 第3章まとめ

ゼミで浅野智彦『自己への物語論的接近 ―家族療法から社会学へ』という本を読んでいます。物語論について、また、物語論的自己論についてもよくまとまっていてわかり易いし面白い。 3章まとめたのでレジュメうp ◎第三章 家族療法とその物語論的展開 ◇前提 …

みなさん

オリオン座流星群が極大を迎えているらしく流れ星見放題ですね。 僕は中学生のころ、天文部でしし座流星群の観測会をやったときに、ひたすら流れ星の数をカウントし続けるということをやったことがあります(全国天文部ネットワークみたいなのからそういうタ…

Forever Unfulfilled

Arctic Monkeysの武道館ライブを観に行って来ました。 AlexをはじめとしてJamie君やNickがみんな長髪になっていてこれがダサい。もうホントダサい。見てらんない。Arcticsはデビュー以来一貫してちょっとダサいけれども、今が一番ダサいのではないでしょうか…

赤木論文

授業の課題で赤木論文を読んで感想を(ry というのを書きました。 「丸山眞男」をひっぱたきたい 非常にショッキングな内容の論文だ。私はこの赤木論文が『論座』に掲載され話題になっていた際に読んだが、今日また改めて読み直してみてそう感じた。この論文…

太宰治『パンドラの匣』

映画を観てなにやら釈然としない気持ちが残ったので原作をあたってみた。そしたら映画が小説のイメージをかなりのところまで忠実に再現していたのだということがわかってほぉおん、と感心。と同時に、映画版のあのポップさに収まらないある種のエロティック…

現実逃避

先週に引き続き卒論の中間発表の準備をやっています。rejectされたのではなく、先週は台風直撃で山手線も中央線もストップしていたためゼミがおやすみだったため。 ところでこれ面白い↓ The tonematrix, a pentatonic step sequenzer by Audiotool 楽器ごと…

「パンドラの匣」

監督は『パビリオン山椒魚』の冨永昌敬、音楽は菊池成孔、出演は染谷将太、川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介etc.。原作は太宰の同名の小説。初日舞台挨拶付きの回@テアトル新宿を観に行きました。川上未映子目当てで舞台挨拶を観に行ったのですが、いまや女…

中間発表

もう10月なのです。そろそろ危機感を抱き始める時期ですね。 突貫工事で中間発表用のレジュメをつくりました。しかしこのままだと結論で相当がんばらないとただのまとめみたいになってしまう恐れがある。オリジナリティをどっかに盛り込まなければね。 (仮…

『1Q85』

村上春樹が『1Q84』の続編を執筆している、というのはどうやら本当のようだ。 http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100501000031.html BOOK 1が1984年、あるいは「1Q84」年の4-6月、BOOK 2が7-9月だったので、続編のBOOK 3で10-12月で「1Q84」を終わらせる…